拡散してほしいレゴ動画の世界:「イラン戦争」の裏側

本日(26日)に読んだ記事のなかで、もっとも興味深いと感じたのは、NYTの「トランプ氏に対するイランの「ミーム戦争」が、「スロープガンダ」(Slopaganda)の未来を切り拓く」という記事である。

記事によれば、ソーシャルメディアのアルゴリズムエンジンを利用して敵対勢力の政治的支持を弱体化させ、情報戦場の範囲を拡大させる「ミーム戦争」という新時代を浮き彫りにする新しい戦術は、「スロープガンダ」と呼ばれているという。

イラン側はドナルド・トランプ大統領を、血に飢えた帝国主義者、あるいはイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の無能な手先として描き、しばしば反ユダヤ主義的な定型表現を煽っている。また、戦争はジェフリー・エプスタインのファイルにおける暴露から世間の目をそらすために開始されたのだと定期的に示唆している、と記事は書いている(この主張は、決して荒唐無稽なものではない。詳しくは拙稿「トランプ大統領「イラン戦争謎の勝利宣言」の裏に見えるイスラエル・ネタニヤフ首相の影」にアクセスしていただければわかるはずだ)。戦略対話研究所が木曜日に発表した分析によると、約150のイラン政府公式アカウントによる投稿は、戦争開始から最初の50日間で合計約9億回の閲覧数を記録し、同期間の前と比べて30倍に増加したという。

 

実際に観てほしいレゴ動画

NYTは、「イラン側が投稿したミームの中で、レゴを題材にした一連の動画ほど反響を呼んだものはない」と書いている。動画のなかでは、トランプに似たキャラクターが汗をかいたり、おびえたりしている。対照的に、イランの兵士や民間人は、米国とイスラエルの連合軍の前でも揺るぎない姿で描かれている。

NYTによると、インスタグラムとYouTube上の動画制作にかかわる「エクスプロシブ・メディア」のアカウントは3月に一時削除された。ただ、インスタグラムの親会社であるメタによると、インスタグラムのアカウントは同プラットフォームのポリシーに違反していなかったため復旧したという。

そこで、ぜひ下記の二つのURLにアクセスしてみてほしい。

1)イラン、情報戦が続く中、トランプを揶揄する新たなレゴアニメーションを公開|APT

2)イラン国営メディアがトランプ氏とネタニヤフ氏への象徴的な攻撃をレゴで表現したアニメーションを公開

 

ほかにも、アルジャジーラの「「すべての人々のための復讐」:イランのレゴ動画がトランプとの情報戦に勝利した経緯」という記事によると、X上でもレゴ動画を観ることができる。

 

レゴ動画を拡散してほしい

私は日ごろ、YouTubeなどを観ない。だが、ここで紹介した動画はなかなかおもしろい。というわけで、できるだけ若い人々にもこの動画を観てほしいと思う。そして、何を訴えようとしているかについて考えてほしい。

 

 

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塩原 俊彦

(21世紀龍馬会代表)

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