ウクライナの戦況をめぐって:まったく客観性を無視した日本の報道
本日6日、「現代ビジネス」に「「ウクライナ軍優勢」は本当か…西側メディアも報じているドンバス地域の危機・その実態」を公表した。ぜひ、読んでほしい。ついでに、「知られざる地政学」連載(149)「G7を総括する:情報操作に気をつけて!」(上、下)を読んでもらえれば、さらに理解が深まるだろう。
ただし、いずれも先週時点で執筆したものだから、状況は変化している。ヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長は7月3日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対し、「南部」軍集団がドネツク人民共和国(DNR)のコンスタンチノフカ市を制圧したと報告した。ただ、これは事実ではないように思われる。
Facebookページ「Deep State」にある、ロシア軍が「集落の周辺に接近し、そこで足場を固め始め、市街地の奥深くへと浸透し始めた」という記述くらいが穏当かもしれない。それでも、「彼らはイリノフカやノヴォドミトロフカ地区でも足場を固めようとしており、交通路を遮断し、コンスタンチノフカのほぼ全域を掌握しようとしている」という指摘もあるから、ロシア側が善戦しているのは確実だろう。
NATOサミットに注目
いずれにしも、ウクライナの善戦というインチキ報道をNATOサミットの前に、大量に流した「西側」のマスメディアの「悪意」は相当悪辣だ。ウクライナによるクリミア攻撃の裏で、ロシアがドネツク州西部で進軍していたのは事実だから、こちらを無視して、前者ばかにスポットを当てた報道は悪意に満ちていたと言えるだろう。
要するに、ウクライナが善戦しているので、引き続き軍事支援を継続しようという世論喚起をねらって情報操作を露骨に行っていたのである。
#「政治家なんかいらない!」
2022年2月以降、ウクライナ戦争勃発後の世界情勢を見つめつづけるなかで痛感するのは、政治家の無能である。その結論として、「#政治家なんかいらない!」を今後、人口に膾炙するべく努めていく必要があると思うようになった。
節目を迎える「知られざる地政学」連載(150)では、「政治家なんかいらない!:『政治家なき民主主義』と『政治家なき政治』を読む」を公表する予定だ。「現代ビジネス」にも、似たような記事をこれから執筆しようと考えている。
抽選制による議会があれば、政治家などいらない。どうか、こう主張する政党が現れて、抽選制による議会の実現まで暫定的に法改正を実現するに至ってほしい。そのためには、実に真摯に書かれた『政治家なき民主主義』と『政治家なき政治』を読むことをお勧めしたい。



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