日本のオールドメディアよ。NZZくらい見習え!:ウクライナの詐欺コールセンター問題(「カルタゴ事件」)関連で
「現代ビジネス」において、2026年5月8日付の拙稿「スイスの有力メディアが痛烈批判!ノルドストリーム爆破事件に「新説登場」でいま問われる、ドイツ政府の重大責任」を公表したことがある。そのなかで、「スイスでもっとも高い信頼を得ているだけでなく、ドイツ語圏においても高い信頼度を獲得している「ノイエ・ツュリヒャー・ツァイトゥング」(NZZ)」という表現を使ってNZZを紹介した。
ZNNの誠意ある記事
そのNZZは10月4日付で、「詐欺産業:ウクライナのコールセンターが、ロシア人、アメリカ人、スイス人から金を搾り取る手口」という記事を掲載した。すでに私が公表している「ウクライナの現実:検事総長が「詐欺コールセンター」を庇護か なぜかオールドメディアが報道しないウクライナの恥部 【要拡散】」、「【第2弾】 民主主義の虚妄:なぜウクライナ検事総長をトップとする「詐欺コールセンター・ピラミッド」を報道しないのか 「ポリアーキー」状態の日本 【要拡散】」、「ウクライナの検事総長解任をめぐる論評」、「「知られざる地政学」連載(160)「詐欺コールセンター」がはびこるウクライナと検事総長の闇:それを報道しないオールドメディアの悪辣さ」において書いた内容とかなり重複している。つまり、その意味できわめて誠実な内容になっている。
新しい内容
私がまだ書いていない新しい内容として紹介されているのは、スイス人が詐欺に遭ったケースだ。ベルン州当局が数年にわたり継続している刑事捜査が示すところでは、ある男性が、キーウで複数のコールセンターを運営していた疑いが持たれているおり、運営されていたプラットフォームのうち一つだけでも、「スイスで告発された被害額は400万フラン近くに上るとされる」と記されている。スイス当局も参加した国際的な捜査の結果、ウクライナ国内で四つの詐欺コールセンターが特定された。被害者の大半はドイツ人と並んでスイス人だったという。
「現金を引き取る者の出身地も注目される」。「複数の州で最近、こうした詐欺手口に関連してウクライナ人が逮捕されている」と書かれている。この手口がどのように機能するかは、ザンクト・ガレン州での事例が示しているという。9月初旬、銀行員を名乗る人物が93歳の男性に電話をかけ、多額の現金を引き出して預けるよう要求した。その後、警察は、その現金を引き取ったとされる38歳のウクライナ人を逮捕した。アールガウ州でも、警察は現金の受取人がウクライナ国籍であるケースがますます増えていることを確認している。
的確に報道せよ!
こうした現実があるために、NZZはその事実を的確に報道した。このNZZの誠意ある姿勢に比べると、ウクライナの恐るべき「腐敗」ぶりについて何も報道しない西側のオールドメディアの不誠実にあきれる。とくに、日本の新聞やテレビといった主要報道機関の「無視」の姿勢は決して許されるものではない。不誠実の極みと言えるだろう。



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