『復讐としてのウクライナ戦争』に連動する注部分の修正について:たとえば、ノルドストリーム爆破関連の不審船2隻について

2022年11月中に『復讐としてのウクライナ戦争 戦争の政治哲学:それぞれの正義と復讐・報復・制裁』が社会評論社から刊行される。これにともなって、すでにこのサイトにアップロードしているように、この本の注部分をしばしば更新する努力をつづけている。

そこで、この点について、整理して注意喚起しておきたい。

『復讐としてのウクライナ戦争』に関連して、本サイトにアップロードしているのは、以下の6本である。

 

1.禊の対極としての「腐敗」:腐敗研究と復讐研究の接点(https://www.21cryomakai.com/%e5%ad%a6%e8%a1%93%e9%96%a2%e9%80%a3/1438/

 

2.天然ガス価格の上限価格設定について:長期契約とスポット契約(https://www.21cryomakai.com/%e5%ad%a6%e8%a1%93%e9%96%a2%e9%80%a3/1440/

 

3.海事保険をめぐる注について(https://www.21cryomakai.com/%e5%ad%a6%e8%a1%93%e9%96%a2%e9%80%a3/1450/

 

4.「消極的相互主義」(negative reciprocity)をめぐって(https://www.21cryomakai.com/%e5%ad%a6%e8%a1%93%e9%96%a2%e9%80%a3/1453/

 

5.ウクライナ戦争に関連するロシアの国内状況 「補論:ノルドストリーム爆破について」付(https://www.21cryomakai.com/%e5%ad%a6%e8%a1%93%e9%96%a2%e9%80%a3/1455/

 

6.黒海輸送協定をめぐって(https://www.21cryomakai.com/%e5%ad%a6%e8%a1%93%e9%96%a2%e9%80%a3/1492/

 

これらについて、必要に応じて、すでに何度も追加や修正を加えてきた。『復讐としてのウクライナ戦争』では、基本的に10月末までの情報しか書かれていない。このため、ここで紹介した六つの項目については、随時、本刊行後、少なくとも1年間ほどは修正を継続していきたいと考えている。

日本のウクライナ戦争報道は偏向しており、なおかつ、肝心な分析がまったく手薄だから、ウクライナ戦争について関心のある方はここで紹介した6項目の記事をときどきチェックすることをお勧めしておきたい。

たとえば、11月12日には、5の「ノルドストリーム爆破について」という補論部分に追加した。それは、Wiredが11月11日付で報じた記事にかんするものである。日本のメディアに報じられるのは、いつになるのかわからないので、関心のある方はぜひともアクセスしてみてほしい。

 

ようやく『復讐としてのウクライナ戦争』の仕事もひと段落ついた。そこで、日本の報道やアホな「似非専門家」の考察についても、機会があれば徹底批判してみたいと考えている。それにしても、私の書いた『ウクライナ・ゲート』や『ウクライナ2.0』、さらに、『プーチン2.0』や『ウクライナ3.0』について言及することなく、あるいは、このサイト情報について紹介することなく、勝手に情報を流用している者がいかに多いか。「良心」といったものを持ち合わせていない日本人の多さに心を痛めている。

たとえば、ミアシャイマーの言説にしても、サックスの小論にしても、日本で最初に読んだのはわたしであると勝手に思っている。The Economistに載ったミアシャイマーの記事は、毎週金曜日の午前6時半ころにThe Economistを読んでいるわたしにとって、真っ先に目に飛び込んできたものだ。別に、これらの文献について出し惜しみするつもりはないが、的確かつ適時にウクライナ戦争について考察し、提示しているわたしの「善意」というものに、もう少し多くの日本人が配慮してほしいと願っている。

それにしても、本当に不勉強な輩が多すぎる。しかも、他人の考察を「フリーライド」して、平然とつまらぬ考察を自分のものとして公表している輩が多数いる。

まあ、それでも、ここで紹介した6項目を読んでもらえば、フリーライダーも喜んでくれるだろう。情報は幅広く共有したほうがいいと信じているからだ。ただし、そんな想いもくじけそうになるほど、いまの日本人はひどすぎる。わたしが唾棄してきたDishonest AbeのようなDishonestな連中ばかりが目立っているような気がしている。

 

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塩原 俊彦

(21世紀龍馬会代表)

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